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音声案内システムに関する視覚障害者ユーザー調査

2.調査結果

6) 音声案内システムに関する意見・要望(設問5)

ここでは、音声案内システムについての意見・要望を自由に記述してもらった。

複数回答可となっている。詳細は以下のとおり。

意見、要望のグラフ
@設置箇所をふやしてほしい:55件

【設置箇所の要望】

○屋内

  • 医療機関(初めての場合)
  • デパートのインフォメーションまで
  • トイレ(駅のトイレ・電車のトイレなど)
  • 公共施設
  • エスカレーター
  • 飲食店(メニューも含めて)
  • 階段
  • 役所の窓口の名前
  • 音声のないエレベーター

○屋外

  • 駅・バス停
  • 施設・店の入り口
  • 工事中の道路
  • 駅内や周辺
  • 現在位置
  • 点字ブロックのない場所

【.その他】

  • 地方でもふやしてほしい
  • 都市部でもふやしてほしい
  • 点字ブロックと同じくらい重要

A音声案内システムの統一 36件

  • 端末の統一
  • 設置箇所の統一・標準化
  • 全国どこでも同じものが使えるように
  • メーカー単独の開発が増えているが、国の主導で、方向性を定めて開発してほしい
B情報の不足・もっと情報がほしい:29件
  • どこに設置されているのかわからない
  • 新しく設置された場所を教えてほしい
  • 自分の地域にあるかどうかがわからない
  • インターネットで一覧できるようにしてほしい。

【.システムに関して】

  • どんなシステムがあるのか知らない
  • どのように使うのかわからない
  • 日常用具になっていることを知らなかった

【.説明会・体験会に関して】

  • 体験会の情報がほしい
  • 地方にいると、情報も体験の機会も少ない
  • 各地で説明会や体験会をしてほしい

【.情報の提供のしかたに関して】

  • 点字図書館、社協、視覚障がい団体を通して伝えてほしい
  • どこで情報が入手できるかわからない
  • 誰に要望すればよいのかわからない
  • テレビで宣伝してほしい
C端末の小型化・易操作性:23件
  • シンプル・やさしい操作のものがほしい
  • 軽量・小型化してほしい
D携帯電話を端末にしてほしい・端末をなくしてほしい:19件
  • 携帯電話にしてほしい
  • わざわざ端末をもっていくのは大変
  • 色々あってよくわからない
  • コストがかかるし、片手がふさがるので不便
  • 端末はないほうがよい
E特定のシステム・新しいシステム・機能への期待:16件
  • 検索やナビ機能があるとよい 
  • 歩行用ロボットの開発
  • 言葉の道案内を全国に普及させてほしい
  • 目的に合わせて情報が選べるとよい
  • 信号の色を教えてくれるシステムがほしい
  • センサーが白杖に反応してくれるとよい
F運用上の要望:15件
  • 常時使えるようにしておいてほしい
  • どんな情報を登録するかも重要である。
  • 説明は簡潔にしてほしい。
  • そこにある という情報をキャッチする事が困難である。
  • 特定の場所に向けたり、埋め込まれている場所をさがすのは大変である。
  • ボタンを入れなくても、ここにあるとわかるようにしてほしい。
  • 信号の始点と終点がわかりやすいように工夫してほしい。
  • 機器を使えるように自宅で訓練できるようにしてほしい。
  • 目立たずさりげなく利用できるものがよい。
  • 音声のある場所には点字もつけてほしい。
  • 点字ブロックと音響信号をしっかりつけてほしい。
  •  
  • 駅エスカレーターの音声に、行きかたを加えてほしい。
  • トイレの男女別・多目的がわかりにくい。
  • トイレの案内は基準がわかりにくい。
G音声のきこえやすさ・説明に関する要望:13件
  • 受信機は目の高さがよい。
  • 音は放射状に広がらないようにしてほしい。
  • 騒音の大きな駅や、交通量の激しい交差点の信号をききやすくしてほしい。
  • 音声案内は人の流れの激しいところではきいていることができないので、駅ホームなら可動柵など別のものと組み合わせて設置してほしい。
  • 明瞭な音声で、方向がわかるようにしてほしい。
  • ほしい情報がすぐにえられるものがよい。
  • 遠くからきく情報も、近くできく情報も両方が必要。
  • 信号の音が遠すぎてきこえにくい。
  • どんな環境でもきこえやすいものがよい。
  • ききとりやすくしてほしい。
H普及のための方策に関すること:12件
  • ユニバーサルデザインの考え方で設置したほうがよい。
  • 一般の人にも知ってほしい。
  • 認知度を上げてほしい。
  • 周辺地域や設置施設の理解が大切である。
  • 一般の人に煩わしくない共存のしかたを考えるべきだ。
  • 厚生労働省が取り組むべきである。
  • NPO・各種団体による宣伝をしてほしい。
  • もっとPRしてほしい。
  • 見えない人がどんなに音声を必要としているかを理解してふやしてほしい。
I端末の助成・低価格化:11件
  • 公費で助成してほしい
  • 端末が全て日常生活用具に指定されればよい
J使い勝手についての要望 7件
  • イヤホンがほしい、はずれにくいようにしてほしい
  • 感度がよいこと(外出になれない人の場合)
  • 歩行速度が速いと、システムがついてこられない
  • 位置や方向が違っても、音がひろえるようにしてほしい
  • ボタンをおしてきこえるようにしてほしい
  • ストラップつきがよい
  • かばんの中でもセンサーが動くとよい
Kその他
  • 視覚障がい者と専門家が実証実験をおこなってほしい (2)
  • 自分の地域には、音響信号も含めて、音声案内が一切ない
  • 九州にはあまり普及していないようだ
  • 形にこだわらず、もっとハートを大切にしてほしい
  • 普及は最小限でよい(歩行スキルがないと外出できないので)
  • 無料ならもっと普及するのではないか
  • 土日にも実験をしてほしい
  • 利用者の立場で作られていない
  • 位置
  • 方向
  • 案内がわかって初めて音声案内といえる
  • 外出の機会が増えると思う
  • 田舎では使えないのではないか
  • 調査の結果を知りたい
  • 補助的には必要だが、ありすぎないほうがよい
  • 危険を知らせる情報がほしい